Canva×画像生成AIで絵が苦手でもOK!

 

 

「漫画を作ってみたいけど、絵が描けないから無理かも…」そう思っていませんか?
実は今、誰でもプロのようなイラストを使って漫画を仕上げられる時代になっています。その鍵となるのが、画像生成AIとCanvaの組み合わせです。

画像生成AIを使えば、文章(プロンプト)を入力するだけで、キャラクターの表情や背景まで指定通りに描いてくれるので、絵が描けなくても全く問題ありません。

 

 

 

▼ 画像生成AIで4コマ用イラストを準備

 

ChatGPTで考えた4コマの各シーンに合わせて、AIにイラストを作ってもらいます。
たとえば、以下のような日本語プロンプトを画像生成AIに入力します。

・「驚いた表情のOLキャラ、背景はオフィス、漫画風イラスト」
・「おどけた顔の猫キャラがツッコミをしているシーン、背景は室内」
・「寝坊して慌てる男子高校生、朝の部屋の背景、アニメスタイル」

ツールとしては、以下のようなものが無料または一部無料で使えます。

  • DALL·E(ChatGPT内蔵):文章だけで高精度な絵が作れる
  • Bing Image Creator:無料で使えて日本語対応も〇
  • Leonardo.Ai、Mage.space、Craiyonなど:多種多様なスタイルに対応

生成された画像は保存して、漫画の素材として活用します。1コマにつき1枚ずつ用意しておけば、次のステップにスムーズに移れます。

 

 

 

▼ Canvaでコマを並べて漫画に仕上げる

 

画像がそろったら、今度はCanva(無料デザインツール)で漫画として整えます。Canvaは初心者でも直感的に操作でき、テンプレートも豊富です。

操作手順は以下の通りです:

  • ① Canvaにログインし、「プレゼンテーション」「SNS投稿」などの形式で新規作成
  • ② 「グリッド」や「フレーム」テンプレートを使って4コマの枠を配置
  • ③ 各枠に画像生成AIで作ったイラストをドラッグ&ドロップ
  • ④ 吹き出しやセリフを配置(Canvaの素材検索で「吹き出し」と入力)
  • ⑤ タイトルや作者名、背景色などを調整して完成!

テンプレートを保存しておけば、次回以降の作品もテンポよく作成できます。
Canvaはスマホアプリでも使えるので、外出先でも制作作業が可能です。

▼ 「絵が描けない」から解放される時代へ

これまで「絵が描ける人」しかチャレンジできなかった漫画制作。
しかし今では、アイデアさえあれば誰でも漫画作家になれる時代になりました。

AIとデザインツールを活用すれば、「伝えたいこと」を形にするハードルは限りなく低くなります。
まずは1作品、作ってみましょう。あなたのアイデアが誰かの心に届く、その第一歩がすでにここにあります。

次のセクションでは、Canvaで使えるコマ割りテンプレートの選び方や、見やすくスッキリ仕上げるための工夫をご紹介します。

 

コマ割りテンプレートでスッキリ見せる方法

 

 

AIで作ったイラストを使って4コマ漫画を完成させるとき、意外と重要なのが「コマの配置(=コマ割り)」です。
どれだけ面白いネタでも、レイアウトがごちゃごちゃしていたり、見にくかったりすると読者の離脱につながってしまいます。

この章では、Canvaなどの無料ツールで使える「コマ割りテンプレート」を活用し、見た目もスッキリ、読みやすい作品を作る方法をご紹介します。

 

 

 

▼ なぜコマ割りが重要なのか?

 

コマ割りは漫画の「読みやすさ」や「テンポ」を決める重要な要素です。
特に4コマは、限られたスペースの中で導入→展開→山場→オチをテンポよく伝える必要があります。

そのため、視線の流れ(上→下、左→右)や間の取り方を工夫し、読者がストレスなくストーリーを追えるように設計することが大切です。

 

 

 

▼ Canvaで使える!おすすめの4コマテンプレート

 

Canvaには、あらかじめ「4コマ漫画用」や「グリッド分割されたレイアウト」が用意されています。以下のような形式が特におすすめです。

  • ・縦型4コマ:スマホでの表示に最適。Instagram・X(旧Twitter)向け
  • ・正方形4コマ(2×2):バランスがよく、noteやブログ投稿に向いている
  • ・横長4コマ:パソコン閲覧ユーザー向け。スライド形式にも活用可

Canva内で「漫画」「グリッド」「テンプレート」などと検索し、好みのデザインを選びましょう。
セリフ用の吹き出しもテンプレとして多数あるので、見やすく配置しやすいのも魅力です。

 

 

 

▼ スッキリ見せる3つのコツ

  1. ① 余白を活かす:画像と吹き出しの間に余白をとることで、読者が視線を迷わず動かせます。
  2. ② セリフは短く:吹き出し内の文字数を抑えるとテンポがよく、スマホでも読みやすくなります。
  3. ③ 色は統一感を:背景色・キャラの色味・セリフのフォントなど、全体のトーンを統一することでプロっぽい印象に。

特にスマホ閲覧が主流の今、「見やすさ」と「一目で伝わる構成」は非常に重要です。
デザインを整えるだけで、同じネタでも反応が大きく変わることをぜひ実感してみてください。

▼ おすすめ!保存して使い回せる自作テンプレート

自分がよく使うコマ割りや文字サイズ、フォントなどを決めたら、Canvaで「マイテンプレート」として保存しておくのがおすすめです。
毎回の作業時間がぐっと短縮され、作品の統一感も出てきます。

あなたの4コマが「読まれる作品」に進化する第一歩は、レイアウトの工夫から。
次章では、スマホでも簡単にできる制作フローや時短テクニックについてご紹介していきます。

 

スマホでも作れる!時短テクニック

 

 

「漫画を作るのってパソコンがないと大変そう…」「時間がかかりそうで続けられないかも」
そんな不安をお持ちの方でも大丈夫です。今ではスマホだけで、4コマ漫画の企画から画像作成・編集・投稿まで、すべて完結させることができます。

この章では、日常のスキマ時間で効率よく漫画を制作するための、スマホ活用×時短テクニックをまとめてご紹介します。

 

 

 

① スマホでできるツール環境を整えよう

 

まずは、スマホに入れておきたい基本ツールを紹介します。

  • ・ChatGPTアプリ:ネタ出し・構成作成に使用
  • ・画像生成AI(Bing・Leonardo.Aiなど):プロンプト入力でイラスト生成
  • ・Canvaアプリ:コマ割りや吹き出し編集に最適
  • ・画像保存・整理アプリ:「Googleフォト」や「iCloud」などで素材管理

これらはすべて無料プランでも利用でき、スマホ1台で十分な作業環境が整います。

 

 

 

② ネタ出し&構成は音声入力+定型テンプレで

 

思いついたアイデアはすぐにスマホでメモ!
ChatGPTアプリに音声入力で「恋愛あるあるの4コマ漫画を考えて」と話しかければ、すぐにネタ候補が返ってきます。

また、事前に用意した「4コマ構成テンプレート(導入→展開→山場→オチ)」に当てはめるだけで、短時間でストーリーが完成します。

 

 

 

③ Canvaアプリで“片手編集”が可能に

 

Canvaのスマホアプリは、PC版と同じようにテンプレートの活用や画像の差し替えができ、操作も直感的。
画像を長押しして入れ替える、吹き出しをタップして編集する、などの作業が片手で完了します。

特に便利なのが、テンプレート保存機能。一度作った4コマのレイアウトをコピーして、画像とセリフだけを変えれば、10分以内で1話完成も可能です。

 

 

 

④ 時短のコツは“事前仕込み”と“パターン化”

 

毎回ゼロから作ろうとすると時間がかかります。そこでおすすめなのが、以下の時短術です。

  • ・画像生成は週末にまとめて作っておく
  • ・よく使うキャラや背景は再利用(シリーズ化)
  • ・投稿文もテンプレを用意し、日替わりで差し替え

こうした「パターン化」によって、制作の負担を最小限にしつつ、作品数をどんどん増やしていくことができます。

 

 

 

⑤ スキマ時間で“ながら漫画家”を実現

 

スマホ活用で最大のメリットは、「場所と時間を選ばないこと」。
通勤中、カフェの待ち時間、子どもの送迎の合間など、わずか10分でも積み重ねれば1作品が完成します。

「完璧を目指す」よりも、「とにかく公開する」スピード感がSNS漫画では大切です。
完成度7割でも、出せば反応が返ってきて、その反応から次の改善が見えてきます。

あなたのライフスタイルに合わせて、無理なく、でも確実に漫画副業を育てていきましょう。
次章では、完成した4コマをどこに投稿し、どうやって“届けるか”を解説していきます。