AIで作成した音楽を世界中のリスナーに届けるには、配信プラットフォームの活用が不可欠です。中でもSoundOn(サウンドオン)は、TikTokとの強い連携や完全無料の配信システムで、多くのクリエイターから注目されています。
ここでは、SoundOnのアカウント作成から初期設定までを、パソコン初心者でも迷わず進められるように、ステップごとに解説していきます。
まずはSoundOnの公式サイトにアクセスします。
▶︎ https://www.soundon.global/
トップページ右上の「Sign Up(サインアップ)」または「Join Now」をクリックしましょう。
アカウント登録には、以下の2つの方法があります。
メールアドレス登録の場合は、メール認証のリンクが届くので、必ずクリックして認証を完了してください。
ログインすると、管理画面(ダッシュボード)に移動します。まずは以下の基本情報を入力しましょう。
※これらの情報は、SpotifyやTikTokなど配信先にも反映されますので、丁寧に入力しておくのがポイントです。
SoundOnでは、再生回数などに応じて報酬(収益)を受け取ることができます。
報酬を受け取るためには、支払い情報(Payment Info)を登録する必要があります。
収益が発生すると、管理画面の「Earnings(収益)」から確認でき、設定済みの方法で受け取りが可能になります。
登録が完了すれば、次はいよいよ楽曲をアップロードして配信申請するステップです。
次回は、音源フォーマットの注意点や、配信で差がつくタイトル・説明文の書き方を学びましょう。
SoundOnで楽曲を配信するには、AIで制作した曲を正しい形式・正しい手順でアップロードする必要があります。ここでは、配信申請の流れと、著作権に関する注意点を詳しく解説します。
SoundOnにログイン後、ダッシュボード画面の上部にある「Distribute(配信)」または「Start a new release(新しいリリースを作成)」をクリックします。
ここから、1曲またはアルバム単位でアップロード作業が開始されます。
アップロードにあたって、以下の情報を正確に入力する必要があります。
他にもオプションで、作詞者・作曲者・編曲者などを設定する欄がありますが、AI制作の場合は、「Suno AI」や「AI Generated」などの表記を推奨します。
音源ファイルは、以下の条件を満たす必要があります。
音質が悪いと審査に通らない場合があります。Suno AIで出力した楽曲は、ダウンロード後に一度試聴し、冒頭・末尾に不要な空白やブツ切れがないか確認してからアップしましょう。
AIで作った音楽でも、配信プラットフォームでは著作権の確認が求められることがあります。
SoundOnはAI音楽に寛容なプラットフォームではありますが、配信先のSpotifyやApple Musicでは一定のガイドラインがあるため、透明性を持った申請を心がけましょう。
これらを守ることで、スムーズな審査・安心の配信につながります。
次回は、再生されやすくなるための「タイトル・説明文・アイキャッチ」作成のコツを学びましょう。
AIで作った音楽をSoundOnなどの配信プラットフォームで多くの人に届けるためには、楽曲そのもののクオリティだけでなく、「見せ方」がとても重要です。
リスナーが再生ボタンを押すかどうかは、たった数秒で決まります。そのため、タイトルや説明文、そしてサムネイル(アイキャッチ画像)などの要素でしっかりと印象づける必要があります。
楽曲のサムネイル画像(カバー画像)は第一印象を決める超重要ポイントです。以下の点を意識しましょう。
CanvaやAdobe Expressなどの無料デザインツールを使えば、誰でも簡単にプロ風のジャケット画像が作成できます。
タイトルは、検索結果やプレイリストでまず最初に目に入る情報です。以下のようなポイントをおさえることで、視認性と訴求力が高まります。
Dreamy Escape
、Rainy Lo-fi Nights
、Midnight Drive
Chill Beats for Study
、Workout EDM Mix
英語タイトルが主流ですが、日本語+英語の組み合わせもOKです(例:「夜空 - Starry Chill Mix」など)。
説明文(Description)は、リスナーに曲の世界観を伝えるチャンスです。ただの説明ではなく、ストーリー性・情景・使い方を含めて書くことで、聴くモチベーションを引き出せます。
最後に、自分のSNSや公式サイト、他の楽曲へのリンクを記載することで、リスナーとの接点を広げることができます。
音楽そのものの魅力を、伝わるカタチにして届ける。それが、配信の成果を大きく左右するポイントです。ぜひ、デザインや言葉の力を味方につけて、あなたの作品を多くの人に届けてください。
次回は、SoundOnで配信した音楽の再生数を増やすためのSNSやTikTokとの連携戦略をご紹介します!