Kindleで絵本を出版するには、まずAmazonが提供する無料の出版プラットフォーム「KDP(Kindle Direct Publishing)」への登録が必要です。 このプラットフォームを利用することで、誰でも電子書籍を作成・公開し、Amazon上で販売することができます。 以下では、KDPの登録手順を初心者にも分かりやすくご案内します。
KDPを利用するには、まず通常のAmazonアカウントが必要です。すでに持っている場合は、そのアカウントを使用できます。持っていない場合は、以下のURLから新規作成してください。
次に、KDPの公式サイトにアクセスし、先ほどのAmazonアカウントでログインします。
ログインすると、初回のみ「アカウント情報の登録」が求められます。
以下の3つの情報を順に入力します。
税務処理が完了すると、米国での源泉徴収が「30% → 0%」になる条約適用が反映され、最大70%の印税を受け取ることができます。
上記の入力がすべて完了すれば、KDPアカウントの登録は完了です。これで、自分の絵本をKindle上に出版・販売できる環境が整いました。 次回からは、いよいよ絵本の原稿ファイル(PDF)をアップロードし、出版申請へと進んでいきます。
難しく見えるKDPの登録も、実際は「住所・口座・税務」の3ステップを順番に入力するだけです。 初回のみ少し手間がかかりますが、ここを乗り越えれば、自分だけのオリジナル絵本を世界中に届けることができるようになります。
KDPアカウントの登録が完了したら、次は絵本のデータをアップロードして出版申請を行います。 その際に重要なのが、「ファイル形式」や「レイアウト仕様」「サイズ」などの技術的な要件を正しく理解しておくことです。 ここでは、KDPで絵本を出版する際に必要なデータの準備方法と、アップロード時の注意点を詳しくご説明します。
絵本の本文データは、PDF形式で1ファイルにまとめたものをアップロードします。 Canvaなどのデザインツールで全ページを作成した後、「PDF(印刷)」形式で保存してください。
表紙は本文とは別のPDFまたはJPG/PNG形式でアップロードする必要があります。 表紙には「タイトル」と「著者名」を記載し、可能であれば裏表紙も含めたデザインにすると理想的です。
KDPダッシュボードの「本棚」から「Kindle本を作成」を選択し、以下の順に入力&アップロードします。
プレビュー機能でレイアウトのズレ・画像切れ・誤字脱字などをチェックし、必要であればPDFを修正して再アップロードしてください。
この工程を丁寧に行うことで、読者にとって「見た目も内容も美しい絵本」を提供することができます。 初めての出版でも、手順通りに進めれば確実に完成できますので、焦らず一つずつ進めていきましょう。
Kindle絵本のデータをアップロードしたら、いよいよ出版直前の段階です。 ここでのポイントは、細かなミスを見落とさずにチェックすること。 KDPでは一度提出すると、修正・再提出の手間がかかるため、事前にしっかり確認してから出版ボタンを押すことが大切です。 このセクションでは、出版前に確認すべきポイントと、実際の提出完了までの流れを解説します。
以下の項目を一つずつ確認してから提出しましょう。
出版ボタンを押すと、KDPのシステムによって内容確認(審査)が行われます。 通常は24〜72時間以内にAmazon上で販売が開始されます(内容に問題があった場合はメールで修正指示が届きます)。
「出版」という言葉にハードルを感じていた方も、KDPの仕組みを理解すれば、驚くほどスムーズに進めることができます。 あとは自分の作品に自信を持って、「公開ボタン」を押すだけです。 世界中の読者にあなたの絵本が届く、ワクワクする瞬間を楽しみにしましょう!